色が司る人の行動
デザインには「色」も大切な要素だと言うことは、アナタも分かると思います。
私達が生きていると様々情報に囲まれています。
◎TVの映像と音声
◎看板の文字
◎雑誌の文章
や
◎朝のコーヒーの香り
◎ジャムパンの味
◎シャワーの温度と圧力
視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の五感を刺激するものはいずれも情報です。
中でも人間が一番認知しやすい情報が「色」だと言われています。
色にはそれぞれ人間に作用する力があります。
色が波形である以上「70%が水分でできている人間に作用しやすい」なんて言うスピリチャルな話は置いといて、人間が色から読み取る情報は「生存本能」によるところが大きいと言われています。
色の詳しい話はいずれどこかのブログで書きますが、今回の「青・黃・赤」、特に赤は「緊急に行動を促す色」だと言われています。
基本的に赤はエリアを表す色ではなくポイントとして認識されます(目立つと考えてください)、そして古代から人間という生物にとって「赤」は緊急に行動しなければならない時に現れる色でした。
例えば、血液。
当然、仲間から血がドバドバ出てれば、原因を探る、もしくは早急に逃走、または闘争しなければなりません。
獲物の血も赤かったでしょうから、食事という行動に出るときもあったでしょう(獲物を前に悠長にシカトこけるほど余裕のある人は少なかったと思います)。
火も赤です。
今でこそ人間のコントロール下に多くの火がありますが、それでも自分の予期しない火の大半は逃げるべき、または消化すべき火であると思われます。
赤はある種の興奮とともに人間の行動力を促す色だと言われています。
飲食店なんかに赤の看板が多いのはこの為です。
そう考えると「止まれ」(止まれったって止まる訳ではなく、車に制動をかけるという行動に出てもらわなければならないので)に「赤」を割り当てるのは自然な選択だと言えます。
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